アラキドン酸で頭が良くなる?!

アラキドン酸で脳が若返る?

年を取ると、勘違いが多くなったり忘れっぽくなったりしませんか?記憶力も無くなってきて、昨日の夕飯が思い出せなくなったりすることもあるでしょう。約束したこともうろ覚えになってしまい、言った言わないの水掛け論になることも少なくないかもしれません。

人の脳は、3歳くらいをピークにどんどん細胞が減っていきます。これは、アラキドン酸という成分が関係しています。アラキドン酸は、脂肪酸の一種で、DHAやEPAなどが同種の仲間になります。アラキドン酸は、細胞膜を作るもので、脳の発達に不可欠です。しかし、年齢とともに減っていってしまうため、高齢になると物覚えが悪くなったりします。

アラキドン酸は、食べ物からリノール酸を摂取した時に、体内で合成されて作られます。ですから、リノール酸を含む食べ物を摂取することが有効になります。しかし、加齢とともに、合成される機能も低下するため、出来ればアラキドン酸を直に摂取した方が効率的です。

2003年には、アラキドン酸の有用性を調べる実験が行われました。被験者を2つのグループに分け、片方にはアラキドン酸入りのカプセルを、もう片方にはオリーブオイル入りのカプセルを服用してもらいました。その結果、前者の方が脳の情報処理能力が上がったということです。これは、1カ月間続けられましたが、脳は7歳も若返ったということです。

この結果を見ても分かる通り、アラキドン酸は脳を活性化させ、若返らせる力を持っています。年を取って忘れっぽくなったなと思ったら、積極的に摂ると良いでしょう。

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